元気が伝わるたくさんのキャラクターの入ったデザイン あいさつをする和田委員長
かがみいし田んぼアート実行委員会(和田和久委員長)の第1回会議は22日、町役場で開かれ、今年度の図柄は「楽しい おむすびころりん」に決まった。
同事業は町の主要作物であるおいしい米のPRに努め、新たな震災復興のシンボルと駅前観光の名所として平成24年から始まった。毎年3万人以上が訪れる人気スポットとなっていたが、昨年は新型コロナ感染拡大防止のため中止した。
今年はコロナ禍前に引き続き町内農・商・観光関係団体で構成する実行委員会が、町図書館北側70㌃の田んぼで実施する。図柄の測量や育稲は岩瀬農業高生徒が協力する。
「おむすびころりん」のデザインは今年も宇宙戦艦ヤマトや銀河鉄道999などの作画監督を務めたアニメーターの湖川友謙さんに依頼した。
転がるおむすびをイヌが楽しそうに追いかけるデザインはコロナの収束が見えない中、元気を伝えたいという湖川さんの思いが込められている。
絵柄は3ブロックに分かれ、中段は転がるおむすびが町の公式キャラクター「牧場のあーさー♪」や湖川さんがキャラデザインした人気ロボットアニメ「戦闘メカ ザブングル」の登場人物などに次々と変化するユニークなものとなる。
デザイン上段には、中央のネズミに加えて夏頃に隠れキャラクターのネズミ2匹が左右に登場する。
図柄には県オリジナルコシヒカリ天のつぶ(緑)、古代米の紫大黒(紫)、黄大黒(黄)緑米(濃い緑)、観賞用のゆきあそび(白)、べにあそび(赤)、あかねあそび(橙)、紫穂波(濃い緑)、赤穂波(濃い赤)、の6色9種類。
田んぼアート農業体験イベント、田植え体験「豊作祈願 田植祭り」を5月30日に行い200人を募集する予定だが、対象を町民、または県内在住者に限定するかなどを協議した(結果は後日掲載)。
稲刈り体験「豊作万歳 稲刈り祭り」は10月10日、きらきらアート(LEDイルミネーション)「希望の苗」田植えイベントは11月中旬を予定している。
また6月中旬から町図書館4階に展望台を設けるほか、収穫した米は町内小中学校の給食や各種イベントでの試食、米粉パンなど新たな6次化事業にも取り組む。