須賀川市 高齢者施設のワクチン接種始まる

その他医療

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    いわせ長寿苑でスタートしたワクチン接種

 コロナ禍の打開策として期待を集めるワクチンに関して須賀川市は22日、いわせ長寿苑の従事者25人があべ内科医院の阿部裕光院長や看護師らから接種を受け、いよいよ接種事業が本格始動した。
 市の接種事業はクラスター発生時のリスクを考慮し、高齢者施設の入所者と従事者を優先的に行う。
 いわせ長寿苑での接種は予診票を医師らがチェックし、一人ひとりの状態を確認しながら予定通り完了した。
 ファイザー社製ワクチン接種後の副反応として、同社によると数日以内に50%以上の確率で接種部位の痛み、疲労、頭痛、10~50%で筋肉痛、悪寒、関節痛、下痢、発熱、接種部位の腫れ、1~10%で吐き気、おう吐があるとされるが、今回の対象者からは現在まで大きな副反応があったという報告はあがっていない。
 今後、3週間の間隔をあけ、2回目の接種を受けることになる。
 入居者らに対しても調整が完了次第接種を実施する予定。
 次いで優先順位の高い一般高齢者は5月11日から須賀川アリーナで集団接種を始める。
 接種を受けるには接種券と予約手続きが必要で、接種券は21日、90歳以上約2000人に発送した。
 予約受け付けは26日から開始する。コールセンター(℡0120―567―455)での電話予約か、専用ページ(https://covid19-wakuchin.jp/072079)から電子予約する。
 なお希望者が窓口に殺到し、密な状況になることを防ぐため、予約手続きを市役所窓口で行うことはできないが、方法に関する相談を電話で問い合わせることはできる。
 問い合わせは市健康づくり課(℡88―8122)まで。

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