須賀川市「空き家バンク」 10日に相談窓口開設

行政

 須賀川市は今年度から都市再生推進法人テダソチマ(代表・大木和彦瑞穂不動産社長)と運営協定を締結し「空き家バンク」を設置した。5月10日に相談窓口開設を予定している。
 同バンクは少子高齢化や大都市への一極集中などの原因から須賀川市でも人口減少が進み、空き家も増加傾向にあることから、空き家の有効活用と移住定住の促進・地域活性化対策の一環として設置した。
 実際に平成25年度と30年度の調査を比較すると、25年度は全住家2万7710軒のうち空き家は2250軒(空き家率8・1%)だったが、5年後の30年度は2万9530軒(25年度比1820軒増)のうち空き家は2960軒(710軒増)で空き家率は10%(1・9ポイント悪化)となっている。
 同バンクは「空き家を売りたい・貸したいと考えている所有者」から提供された情報を集約し、「空き家を買いたい・借りたいと考えている希望者」に紹介する仕組みで、市は空き家に関する課題解決とともに、移住定住促進を図る。
 テダソチマは人が居住していない建物(一戸建て・併用住宅・店舗・事務所・集合住宅など)と建物に付随する土地を取り扱い、市は空き家バンク登録促進を目的に、登記手続き費用や家財等処分費用、相続関連の費用助成を行う。登録物件の改修費用助成も予定しており、詳細は決定次第公表する。
 今後は7月1日に空き家バンクウェブサイト開設と物件登録申請受け付けを始め、8月上旬に物件紹介をスタートする。
 同バンクに関する問い合わせは、テダソチマ(℡94―5600、営業月・火・木・金曜日午前10時~午後5時)まで。

イベント情報バナーイベント情報バナー