宇津峰山で山開きと安全祈願祭

地域振興

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    宇津峰山の安全祈願祭で玉ぐしをささげる渡邉会長

 須賀川市塩田、宇津峰山の山開きと安全祈願祭は29日、雨のため約40人が参加して市民の森管理棟で行われた。
 初めに祭事が行われ、雲水峰神社の鈴木孝秀、佐久間壱見両宮司、塩田区、氏子、市職員、消防団、関係者ら約40人が参列した。
 神事で鈴木宮司、吉田安孝塩田区長、車田久氏子総代、渡邉達雄観光物産振興協会長らが玉ぐしをささげた。
 渡邉観光物産振興協会長が「昭和6年に国史跡となり、小さな子どもたちにも登れることから親しまれている山です。周辺一帯の整備など感謝します。今後も観光誘客に努めてまいります」とあいさつした。
 数人かの家族連れや愛好者らも来場したが、雨のため断念して登山記念のキーホルダーや杖などを受け取り、「後日天気の良い時に来ます」と話していた。
 宇津峰山は、南北朝時代の南朝方の拠点が置かれ、北朝方との攻防が繰り返された場所で、国の史跡に指定されているほか、「うつくしま百名山」の一つに認定されている、標高は677㍍で片道1時間ぐらいの気楽に登れるコースのため人気がある。
 宇津峰山は市民の森管理棟から登るコースと塩田登山口清水から登るコースがあり、自分のペースでの登山を楽しみ、ケガのないようにと注意を呼びかけている。