須賀川市内の新型コロナワクチン集団接種は11日から始まるが、市内75歳以上のうち43・19%が「積極的に受けたい」、29・89%が「勧められれば受けたい」と過半数が希望していることがわかった。
市と県立医科大臨床研究イノベーションセンターが健康長寿推進事業の一環で行った調査結果を3日に公表した。
調査は昨年10月、コロナ禍における市民の生活様式の変化や健康上の課題を把握するため、75歳以上8725人を対象に実施し、4797人が回答した。
ワクチン接種はそのほか「どちらともいえない」が17・09%、「積極的には受けたくない」が5・40%、「絶対に受けたくない」1・04%だった。
昨年4月から5月にかけての緊急事態宣言中の健康状態は、「最高に良かった」「とても良かった」「良かった」が47・40%と約半数を占め、「変わらなかった」が26・35%、「あまり良くなかった」「良くなかった」「ぜんぜん良くなかった」が17・86%だった。
同期間中の心や気持ちの健康状態は「あまり良くなかった」「良くなかった」「ぜんぜん良くなかった」が31・52%で、睡眠の質は同様の回答が22・87%と心身への影響がみられた。
体重の変化は「3㌔以上減った」2・11%、「3㌔以上増えた」0・98%と計約3%に大きな変化がみられた。
喫煙は「減った」1・83%、「増えた」0・27%、「もともと吸わない」79・59%。
飲酒は「減った」4・13%、「増えた」0・48%、「もともと飲まない」62・25%だった。
市は今後も集計した調査結果を随時ホームページで公表する。
なお市内のワクチン集団接種は11日に須賀川アリーナでスタートする。90歳以上約2000人に接種券を送付しており、5日までの予約状況は集団接種に283人が申し込んでいる。
90歳未満への接種券も準備が整い次第送付する予定。