牡丹の俳句・短歌展

文化

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    メインライブラリーで三太郎の俳句など展示

 中央図書館の館内展示「須賀川牡丹園と牡丹の俳句・短歌」は6月上旬まで、tette3階メインライブラリーで開かれている。
 大正から昭和初期にかけて牡丹園を運営した柳沼源太郎は破籠子(はろうし)の俳号をもつ須賀川を代表する俳人の一人で、同世代に活躍した矢部保太郎、道山草太郎とともに俳誌「桔槹」創刊に尽力した。
 3人ともに原石鼎に師事し、「桔槹三太郎」とも称され、多くの名句を詠んだ。師弟4人の作品を刻んだ句碑は今も牡丹園中央にあり来園者の関心を集めている。
 展示は三太郎と原石鼎の俳句、北原白秋「牡丹の木(ぼく)五首」のほか、牡丹園関連資料などを紹介している。
 なお風流のはじめ館でも6月6日まで春季企画展「牡丹、咲き誇る」を開催しており、両企画展の観覧も呼びかけている。