須賀川市教委(森合義衛教育長)は今年度「子どもの自尊意識を高め、個性や生き抜く力を育む学校教育の推進」を教育目標に、豊かな心・確かな学力・健やかな体の育成を目指す3つの重点目標のもとで、最重点施策「小中一貫教育」須賀川モデル(幼小連携の同時進行)のさらなる推進を図る。
須賀川モデル推進第Ⅱ期にあたる2019年度~2023年度は「小中一貫教育のメリットを最大限に活かした教育活動の展開」を進行目標に、○9年間の子どもの学びと育ちに教師が責任を持つ学校づくり○保護者・地域と一体となった教育活動の推進を目指す。
市全体の学校教育を市第8次総合計画、市教育振興基本計画、第6次県総合教育計画などとも整合させ、「子どもの学ぶ権利をひとり残らず保障し、子どもの学びと育ちに責任を持つ須賀川の教育」を進めていく。
重点目標は①ふるさとを愛する心と自他の違いを尊重する心を持ち、グローバル社会にしなやかに対応し責任ある行動をとれる子ども②社会や実生活とのつながりを意識しながら意欲的に学び合い、考えを深め、問題解決できる子ども③進んで運動に親しみ、体力の向上や健康の増進に努めるとともに、安全に生活できる子ども―を掲げる。
そのためこども園・幼稚園は幼児期にふさわしい道徳性の育成、小・中学校は豊かな感性と思いやりの心を育む道徳教育と指導の充実、組織的・体系的な生徒指導に取り組む。
またこども園・幼稚園は幼児期にふさわしい豊かな表現力や思考力の育成、小・中学校は授業と授業研究を第一優先にした学校づくりの推進、学びの基盤づくり、キャリア教育・ふるさと学習の推進を図る。
こども園・幼稚園が健康・安全に関する習慣や態度の育成、小・中学校は体力・運動能力向上作の推進、健康教育と安全教育の充実を目指していく。
安全・安心な教育環境の整備のため○教員の安全対策への資質向上○登下校の事件事故防止○防災、感染症対策。特別支援教育の推進○校内体制の整備○障がいに応じた指導改善○関係機関等との連携を進める。
今年度の目標達成のため①教職員の資質・指導力向上と働き方改革の推進②学校評価による公務運営改善③地域とともにある学校づくり―に取り組む。
特に「学校評価」は目標と達成水準の明確化や進行管理の着実な実践、「地域とともにある学校づくり」は、地域運営協議会や合同学校評議員会の設置と開催により「めざす子ども像」の共有と情報交流、地域と学校の連携・協働の構築を図る考えである。