「感染拡大防止一斉行動」を呼びかけるチラシ
県は14日、新型コロナ感染急拡大を受けて、県内全域を対象に県独自の「非常事態宣言」を発令した。期間は15日から31日までで、全県民に不要不急の外出自粛を求め、酒類などを提供する飲食店への営業時間短縮要請を全県下に拡大した。
須賀川市はすでに全公共施設内での水分補給以外の飲食禁止と調理室利用停止を決めていたが、今回の宣言を受け、各公共施設の一部の閉館時間を午後8時に繰り上げた。
変更するのは市役所、tette(中央図書館)、8公民館、市内体育施設、風流のはじめ館、ふれあいセンター、市コミュニティプラザ、市民温泉(貸室は午後8時、入浴は午後8時半まで)、保健センター、長沼保健センター。
また橋本克也市長が注意喚起のメッセージを出したほか、「感染拡大防止一斉行動」のチラシを作成してホームページや公共施設に配布して理解と協力を求めている。
チラシには○不要不急の外出自粛(外出を控え市内にとどまる)○家庭内での感染対策徹底(こまめな消毒や換気、タオルや食器共有は控える)○事業所等での感染対策徹底(感染防止対策の再確認)○コロナ差別禁止(感染者・医療従事者への差別や誹謗中傷の禁止)を黄と黒を基調としたカラーで強く注意喚起した。
市内の感染状況は落ち着きを見せてはいるものの、県内感染急拡大から予断を許さない状況は続いており、住民一人ひとりの責任ある行動が今後の情勢を大きく左右するため、「自分自身と大切な人の命を守るための節度ある行動」が求められている。