15校で元気いっぱい運動会

スポーツ教育

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    鼓笛演奏を披露する6年生たち【須一小】
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    荷物を落とさないように走る3年生【柏城小】
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    6年生最後の競技「みなさんはりきってどうぞ」【大東小】

 新緑の季節に毎年行われる須賀川・岩瀬管内の小学校運動会は15日、今シーズンピークとなる全15校で行われ、子どもたちが保護者の前で徒競走やチャレンジ走を繰り広げ、たくましく成長した姿を披露した。コロナ禍で実施となるため、昨年の経験を活かしながら各校で独自の感染防止対策をとり、児童と保護者の安全確保を万全にした。
 コロナ禍での実施は昨年に続き2回目となる。昨年は多くの学校が新型コロナが一段落した秋に行い、各校で感染対策の試行錯誤がみられた。
 今年も競技種目のうち接触を含むものを減らす、午前と午後で保護者を入れ替える、観戦する保護者の数を限定するなど様々な工夫をし、子どもたちの晴れ舞台を整えた。
 なお今月は29日まで各校で運動会が行われ、小塩江と湯本は秋に予定している。
 15日に行った全15校のうち3校の様子を紹介する。
 【須賀川一(永瀬功一校長)】全校児童500人がスローガン「君が主役だ!がんばれ 桜水っ子」のもと、元気いっぱいに各競技を行った。
 コロナ対策として前半の部は低学年(1~3年)まで、後半の部は高学年(4~6年)に種目を分け、保護者も入れ替えるなど、密の状況を避けるための工夫を凝らした。また団体種目をラジオ体操のみにして、子どもたちが接触する機会も減らし、時間も午前中のみに短縮した。
 児童らはコロナ禍の暗い雰囲気を吹き飛ばすような明るい表情で徒競走やダンス、鼓笛演奏など一生懸命に取り組み、学校だけでなく地域全体を明るくしていた。
 応援に駆けつけた保護者らは拍手で子どもたちを後押しし、成長した姿を目とカメラに焼き付けていた。
 【柏城(熊田順一郎校長)】全校児童487人が参加し行われ、新型コロナ対策として観覧を各家庭2人に制限した。
 スローガンは大山英奈さん(2年)の「全集中 柏城魂 走り抜け!」が選ばれ、児童は練習成果を発揮しようと全力で徒競走やリレーなどの競技に臨んだ。
 5年生の「ファイト一発!柏城ダービー」や3年生の「じんそく ていねいに 柏城宅急便」などの障害物競走は特に盛り上がりを見せた。
 4年生のよっちょれ(よさこい)や2年生の「Make you happy」ダンスはかわいらしく会場の至るところで一緒にダンスをする兄弟・姉妹の姿も見られ、会場は保護者の笑顔に包まれていた。
 【大東(古川久枝校長)】全校生179人が参加した。スローガンに「さいごまでがんばるきみに金メダル2021」とオリンピックを意識した内容を掲げた。
 競技は1年「50㍍走」、2年「大東商店街ではじめてのおつかい」、3年の「100㍍走」、4年の「大東オリンピック」、5年の「150㍍走」、6年の「みなさんはりきってどうぞ!」と1・2年の「ねらって、ねらって!紅白玉入れ」、3・4年の「タイフーン!S.D.バージョン」、5、6年の「チキチキマシーン猛レース!」や下・上学年の「紅白リレー」など13種目が繰り広げられた。
 保護者からは大きな拍手が送られ、我が子の躍動感あふれる勇姿をカメラやビデオに収める姿も見られた。