園内に隠されたラリーポイントを探す子どもたち
親子でスタンプラリーや火起こし体験などを楽しむ「Go!翠ケ丘公園!Go!Outside!」は16日に行われ、9家族45人が身近な自然環境でアウトドアを満喫した。
同実行委員会(廣田智代表)の主催。須賀川市の公園利活用促進などを目指す社会実験事業を活用したもので、初めてのイベント。
コロナ禍で遠出する機会が減る中、身近な公園を活用することで市内の魅力を再発見することが目的。
親子らはスマートフォンを使う無料サービス「ラリー」で設定した園内12カ所の石碑を見つけ出すスタンプラリーに挑戦した。
子どもたちは地図を保護者に読み取ってもらい、怪しい場所をくまなく探し、目印の札を発見すると大喜びしていた。
保護者らも額に汗を浮かべながら子どもたちの後を追い、親子の交流を深めた。
また鬼ごっこで元気いっぱいに走り回ったほか、わんぱく広場周辺のゴミを拾い集める美化作業も行い、多くの人が利用する公園の環境を維持する重要性を学んだ。
火起こし体験では家族ごとに焚き火台を使い、ファイヤースターター(火打ち石)で薪に火を着けた。起こした火を使って焼きイモづくりをし、ホクホクの甘いイモで一日の疲れを癒やした。
廣田代表は「多くの人に楽しんでもらえてよかった。今後も公園を使った親子のためのイベントを企画していきたい」と手応えを感じている様子だった。