コロナワクチン集団接種開始から1週間

医療

 須賀川市の新型コロナワクチン集団接種は11日から始まり、1週間で約1770件の1回目接種を完了した。この期間で大事を取って救急搬送したケースが1件あったが、深刻な副反応などは生じておらず、概ね順調に接種が進んでいる。
 須賀川アリーナでの集団接種は、平日は委託事業者が1日あたり約270件、日曜日は須賀川医師会と須賀川薬剤師会が1日あたり約410件を実施できる体制を整えている。
 使用しているファイザー社製ワクチンの副反応は、同社によると数日以内に50%以上の確率で接種部位の痛み、疲労、頭痛、10~50%で筋肉痛、悪寒、関節痛、下痢、発熱、接種部位の腫れ、1~10%で吐き気、おう吐があるとされる。
 しかしこれまで市内で入院を伴うような重大な副反応は起こっていない。
 会場にはワクチンの影響で体調不良など問題が発生しないか確認するための経過観察エリアを設け、接種後30分程度待機する。
 応急処置のスペースも設置しており、安全確保に万全を期している。
 市は14日から70歳以上への接種券も配送を開始しており、接種事業を順調に進めている。
 ワクチンに関する問い合わせは健康づくり課(℡88―8122)まで。なお同窓口で直接予約手続きをすることはできない。

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