須賀川市の公共施設サウンディング型市場調査

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    「活用可能性が高い」と紹介するムシテックワールド

 須賀川市は公民連携の取り組みで財源確保や市民サービスの継続的な実施を図るため、公有財産活用事業の市場性や適切な条件などを把握し、今後の効果的な事業実施につながる可能性調査のため、「市公有財産活用に関するサウンディング型市場調査」を実施する。
 6月18日まで参加を受け付け、25日から30日まで対面または「マイクロソフト チームス」でのオンライン個別対話を予定している。
 今年3月に策定した市公共施設等総合管理計画実施にあたり、限られた予算内で適正な施設維持管理を行う必要がある。
 市は施設のネーミングライツや広告事業、未利用地活用など公民連携事業として、財源確保や維持管理コスト縮減を進めていく。
 今回のサウンディング型市場調査では、公有財産活用事業の市場性や適切な条件などを把握し、民間事業者との対話を通じて、今後の効果的な事業実施につながる可能性調査を目的としている。
 市は現段階でネーミングライツなどの各種事業展開を想定するが、対話を通じて、事業スキーム・同事業への関心、事業参加体制と公募実施時の条件、同事業への提案などを求めたい考えである。
 調査対象は市内全274公有資産(土地・建物)が対象で、詳細は市ホームページ「市施設カルテ」で確認できる。
 年間利用者も多く活用可能性が高い施設として、市は須賀川アリーナ、中央体育館、ムシテックワールド、市民の森、市文化センター、駅前自転車等駐車場など12施設も合わせてホームページで紹介している。
 調査対象者は市内外、業種指定なども行わないが、市公有財産活用に関心のある「法人または法人グループ」で、個人での申し込みは受け付けない。
 対話の受付期間は6月18日まで、個別対話は25~30日、調査結果概要は7月下旬頃に公表予定で、事業実施は来年度以降が見込まれる。
 参加希望者は受付期間中に対話シートに必要事項を記入して、メールまたは郵送で市企画政策課まで申し込む。「マイクロソフト チームス」でのオンラインでの対話もシートに明記する。
 対話は事業者ごと個別に実施し、対話シートに基づき進めるが、市は「記載内容にとらわれず幅広く意見を聞きたい」としている。
 問い合わせは市企画政策課(℡88―9111、〒962―0831須賀川市八幡町135)まで。
 市が「活用可能性が高い」と考える施設は次の通り。
 須賀川アリーナ、中央体育館、市民スポーツ会館、武道館、牡丹台体育施設(野球場、体育館、庭球場、水泳場)、いわせグリーン球場、市民の森、ふくしま森の科学体験センター、市立博物館、市民温泉、市文化センター、駅前自転車等駐車場