iPadの操作法などを確認する教員たち
天栄村教委はGIGAスクール構想によるICTを活用した授業を進めていくため、各校で教員に対するICT講習会を実施している。18日は天栄中で第1回講習会が開かれ、オンライン授業に対応するため必要なタブレット端末(iPad)の操作方法などを確認した。
村では村内全児童生徒が一人1台のiPadを使えるよう、計349台を整備している。
各校で教員向け講習会を2~5回程度実施し、学校ごとの状況に合わせて授業でのiPad活用を進める。村教委によると1学期中には全校で機器を活用した何らかの授業が行えるようになる見通し。
どのように活用していくかは各校の方針で異なるが、村教委では全校で最低限オンライン授業ができる環境を整備し、昨年のようにコロナの影響で臨時休校が発生しても子どもたちの学習の機会が失われないよう対策する。
天栄中での講習会は同校教員のほか、大里小、湯本中の教員も含め15人が参加し、講師に招いたエフコムの社員からウェブ会議システム「グーグル ミート」と、授業支援アプリ「メタモジ クラスルーム」の使い方を学んだ。
「グーグル ミート」は音声通話、テレビ通話、画面共有を可能にするもので、オンライン授業の基礎となる。
「メタモジ クラスルーム」は児童生徒がノート代わりに使用できるサービスで、教員は子どもたちが作るノートを見ながら理解状況に合わせた指導が可能となる。
参加者は教員用、生徒用のiPad2台を見ながら、実際の授業への活用などに想像をめぐらせている様子だった。