農作物凍霜害 須賀川市1億9566万円

農業

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    11日に凍霜害被害を受けたリンゴ

 県は20日、4月の凍霜害による農作物被害を発表し、須賀川市は1億9566万円(97㌶)、鏡石町は6937万円(46・9㌶)の被害があった。県は来週にも支援策を公表し、2市町も県に準じた形での支援を検討している。市は31日の定例会見で状況報告などを予定する。
 須賀川市と鏡石町は4月11日と27日の2日間、果樹に大きな凍霜害被害を受けた。
 須賀川市で被害が報告されたのは、JA東部支店管内(浜尾、前田川)、同西袋支店管内(越久、仁井田、森宿)で、日本ナシ、リンゴ、モモ、カキが被害を受けた。このうちナシは9600万円、リンゴは6500万円の甚大な損害となった。
 市は4月の定例会見で11日の凍霜害被害は約9350万円と発表したが、その後の凍霜害で被害額は約2倍まで膨らんだ。
 鏡石町は町全体の果樹農家が被害を受け、特に久来石、高久田、成田、豊郷、鏡田の被害が大きい。モモ、リンゴ、日本ナシ、特にモモが5000万円と深刻となった。
 県は今後、収穫量確保に向けた技術支援、JAなどからの要請を踏まえ、被害を受けた農家に対する支援策の検討もしている。

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