とん珍での巡回訪問
須賀川市と須賀川商工会議所は21、22の両日、県とともに「時短要請期間中の飲食店への働きかけ(見回り)」活動を行い、2日間で市内約230件を巡回して、感染防止対策の徹底を図るとともに、県と市独自の支援制度などを周知した。
14日に県内全域を対象とした県独自の「非常事態宣言」発令を受け、接待を伴う飲食店、酒類を提供する飲食店に対する営業時短要請(午後8時閉店)に伴い、対象となる店舗に再度の協力要請を行うもの。
市は佐久間貴士経済環境部長と管理職3人、商工会議所は飛木孝久専務理事と各課長ら3人、県は県中地方振興局職員が参加し、3班に分かれて21日は中心市街地など約130店、22日は栄町や向陽町、茶畑町など約80店を巡回した。
職員らは時短営業への協力状況や店内外の感染防止対策を確認し、ふくしま感染防止対策認定店制度や市独自支援制度などの資料を配布しPRした。
市はこれまで自己申告制で感染防止対策に努める飲食店にボータンステッカーを218店に配布してきたほか、テイクアウトやインターネット環境整備、マスクやパーテーション購入などコロナ対策費の支援を独自に行ってきた。
21日は佐久間部長と飛木専務理事らは本町のチャイニーズレストランとん珍から巡回を始め、水落行男オーナーに時短要請チラシやコロナ対策セルフチェックリスト、市独自支援策チラシなどを手渡し、水落さんは「今回の巡回でさらに感染予防対策に努めたいと気が引き締まりました」と話した。
県チェックリストは関係機関に提出後、食品衛生協会の審査を受け、合格すると感染防止対策認定店ステッカーが交付される。
なお市独自支援策の中には申請受付期限が迫っているものもあり、市は早めの相談を呼びかけている。問い合わせは市商工課(℡88―9143)へ。