天栄村 新たな道の駅施設に向け意見交わす

行政

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    委員に協力を呼びかける松崎委員長
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    造成工事が進められる公園予定地

 天栄村が令和5年度の完成を目指す「(仮称)てんえいふるさと公園」内に設置する道の駅の設計内容などについて、村は24日、第2回農林水産物直売施設整備検討委員会を開き、村内の生産者や主婦、道の駅管理者や村職員などの代表が意見を交わした。
 同公園は道の駅季の里天栄の南西に隣接する大里天房地内の5万6436平方㍍を活用し、新たな道の駅施設やドッグラン、自然を散策できるウオーキングコースなどを整備し、観光客に村の魅力を発信する新たな拠点として、また村民の子育て支援、健康増進の場としての活用を目指す。
 造成工事は今年度中の完了に向け進めている。また有事に備え、防災備蓄倉庫も敷地内に設置する。
 道の駅施設は公園内に広さ約463平方㍍の平屋建てを建設し、季の里天栄を移転する。地元の食材を味わえる食堂や特産品の直売場など、道の駅の基本機能である「飲食」「物販」「情報提供」の充実化を図る。
 検討委員会は委員10人が出席し、第1回会議で出された意見をもとに作成した修正案に対し、再度意見を交わした。
 松崎淳一委員長が「令和5年度の完成時には新型コロナが落ち着き、穏やかな状況になっていることを願う」とあいさつした。
 委員らは地場産品コーナーの広さや乳幼児の授乳、オムツ替えの場所、食堂の設計や温かみを感じさせる内装のあり方など、それぞれの立場から希望を出し合い、より良い施設の完成に向け積極的に発言していた。
 検討委員会は7月頃までに意見をまとめ、今年度内に完成させる施設設計に反映する。
 また施設の施工は来年度から着工する予定である。

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