鏡石町 ワクチン接種に向けデモンストレーション

医療

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    アクシデントも想定しての模擬訓練

 鏡石町は6月9日から開始する高齢者の新型コロナワクチン集団接種に向けたデモンストレーションを24日、鳥見山体育館で行い、受け付けから接種完了までの流れを確認し、問題点などをチェックした。
 集団接種会場は同体育館で1日あたり210~420人の接種を想定して実施する。デモンストレーションは職員、看護師のほか、町健康推進委員が参加し、一連の流れを確認し、当日起こりうるトラブルの洗い出しや接種完了までの時間計測を行い、問題点など意見を話し合った。
 町内の65歳以上の高齢者は約3500人おり、24日現在で集団接種に約1500人、個別接種に約1000人の予約が入っている。1回目は左腕、2回目は右腕に接種する。
 予約者には今月下旬まで持ち物(接種券、記入した予診票、保険証などの身分証明書、お薬手帳)や予約日時を書いた予約確認書を送付する予定。
 接種当日は密を避けるため、慌てて早めに来ることはせず時間通りに来場してほしいとしている。
 また注意事項として腕までまくりやすい服装(半袖など)で来場すること、どうしても来られずキャンセルする場合はコールセンター(℡0120―006―873)に電話連絡することなど求めている。
 会場は密にならないようパーテーションで仕切り、順路を分かりやすく表示する。接種後は予診担当の医師が個別に経過観察時間を指定し、15~30分の待機時間を設け、副反応が起きた場合も速やかに対応する。体調が悪くなった人のためのベッドも準備する。
 町は65歳以上の町民1回目分のワクチンを確保しており、6月末までには2回分が配送される見込みとなっている。
 なお65歳未満の接種券は7月に送付し、8月以降の接種を予定している。
 問い合わせは町健康環境課内の新型コロナウイルス感染症対策本部事務局(℡62―2115)まで。