31日まで須賀川美術協会展

イベント文化

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    美術協会賞を受賞した山本さんの「涼秋」
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    多くの力作が並んだ第88回展示会場

 須賀川美術協会(深谷滉会長)主催、阿武隈時報社など後援の県文化振興財団助成事業第88回須賀川美術協会展は31日まで、tette1階たいまつホールで開かれている。最高賞の須賀川美術協会賞は山本富士子さんの「涼秋」が選ばれた。
 昭和21年に発足した須賀川美術協会は、地域文化の向上と美術振興に寄与するため毎年公募展を開いてきた。
 これまで平成23年の震災の年とコロナ禍で昨年の2度中止を余儀なくされたが、2年ぶりの今回は日本画13人14点、洋画52人61点、彫刻3人4点、工芸2人4点の計71人83点の応募があった。
 中でも、近隣市町村の高校生から日本画8人9点、洋画17人20点の計25人29点の作品が寄せられ、若さあふれる好奇心と新鮮味豊かな作品が、須賀川美術界の未来への期待の現れへとつながっている。
 会場には会員・会友・一般・学生の力作が並び、100号の迫力あふれる大作、ユーモラスな題材が笑いを誘う絵画、繊細な技法で表現した彫刻・工芸など多彩なジャンルの作品に初日から足を運んだ愛好者らの目を楽しませた。
 協会審査により会員に田口照子さんと木村德行さん、会友に山本富士子さん、香野幸治さん、深谷厚子さん、石井忠雄さんの推挙を決めた。
 入賞者は次の通り。表彰式はコロナ禍で今年も行わない。
 ▽須賀川美術協会賞=山本富士子▽市文団連会長賞=香野幸治▽マスガ画廊賞=田口照子▽市明るいまちづくりの会連絡協議会長賞=木村德行▽岩瀬書芸連盟会長賞=深谷厚子▽須賀川商工会議所会頭賞=石井忠雄▽同青年部会長賞=本多弘子▽青少年奨励賞・水野教材賞=橋本彩来、栗田美月▽同・昭文堂賞=栁沼亜樹、有我拓磨、板橋南緒▽会員努力賞・TOKUZOギャラリー賞=國分三喜夫、塩澤徳子