登山者の安全を祈り玉串を捧げる添田村長
天栄村の日本三百名山・二岐山の安全祈願祭は28日、関係者のみが出席しぶな山荘駐車場で開かれた。
毎年5月末から6月初めに山開きと合わせて実施してきたが、今年は新型コロナの感染を防ぐため、昨年に続き安全祈願祭のみとした。
添田勝幸村長、服部晃村議会議長、星光村観光協会長、福島森林管理署白河支所大平森林事務所の益子紀之さんが玉串をささげた。
登山道の安全を確保するてんえい山の会と役場職員の事前登山は24日に行われ、急斜面やロープの修繕なども万全となった。
現在は山頂付近にも雪はなく、夏にかけて青々と茂る山道を歩き、頂上では羽鳥湖高原を見下ろし、天候に恵まれれば飯豊連峰や磐梯山、猪苗代湖、那須連峰まで見渡すことができる。
二岐山は標高1544・3㍍の男岳と1504㍍の女岳が二股に分かれて見えることからその名が付けられており、うつくしま百名山にも選定され、縁結びの山ともいわれている。
男岳山頂付近ではアマズシャクナゲやサラサドウダンなど多くの高山植物が群生し、当地でも人気の高い山の一つ。