長年市民に愛されてきた牡丹台水泳場
須賀川市民の夏の憩いの場として長年親しまれてきた牡丹台と長沼両水泳場は今年度も休場し、廃止に向けた手続きを進めていく。
市は6月定例議会に提出する補正予算に牡丹台水泳場を解体するための実施設計業務委託料530万1000円を計上した。
牡丹台水泳場は昭和51年から供用開始し、1シーズン延べ1万人以上が利用してきた。しかし東日本大震災以降、利用が1万人を下回り、日照不足などの年は約6000人となっていた。
一方で小学生の水泳交歓会が行われるなど教育における役割も大きい。市では「泳ぐ機会」の提供のため、公共施設の広域的利用などを検討している。
解体後の跡地は、牡丹台アメニティーゾーン整備計画なども踏まえ、有効な利活用を目指す。
また長沼水泳場は当面の間は解体しないが、施設の立地を踏まえた有効な活用方法を協議していく。