牡丹種の宇宙打ち上げ成功

地域振興

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    須賀川の牡丹種など打ち上げ映像 ©NASA

 須賀川牡丹園で採取した牡丹種などを積んだファルコン9型ロケットが4日午前2時29分、アメリカNASAケネディ宇宙センターから無事打ち上げられた。
 予定通り進めば5日午後6時頃、国際宇宙ステーション(ISS)とランデブー&ドッギングし、宇宙飛行士が補給船のハッチを開けて記念品を取り出し、7月まで保管される。
 被災3県の市町村でつくる「東北復興宇宙ミッション2021」実行委員会が主催し、一般財団法人ワンアースが事務局を務める。
 東日本大震災から10年を契機に、世界から受けた支援に対して感謝を伝える活動で、3月11日には国際宇宙ステーションからメッセージを配信した。
 同ミッションに参加した須賀川市は、昨年8月に当時須賀川三小6年の柏倉圭裕君と横山廣太朗君、同じく当時須賀川三中2年の松谷恵那さん、3年の小沢駿介君が代表で牡丹種を採取した。ほか約50自治体から集められた記念品とともにパック詰めされて補給船に搭載された。
 地球帰還後は7月下旬頃に記念品が各自治体に戻り、市は宇宙牡丹として須賀川牡丹園で大切に生育させ、4人が成人を迎える5、6年後に花を咲かせる見込みである。

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