相澤晃選手にエール! 母校長沼中前に90㍍の「相澤ロード」完成

スポーツ地域振興

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 東京五輪陸上男子1万㍍日本代表内定の相澤晃選手(23)=旭化成=を応援する「相澤応援団」(赤羽隆団長)は6日、相澤選手の母校・長沼中前の「相澤ロード」にサルビアの鉢植え約250鉢を90㍍にわたって飾り、道路沿線に苗1000本を手植えした。
 応援団員や同校生徒、志茂グリーンフィールド、公民館、市民サービスセンター職員ら約170人が参加、地元出身のオリンピアンへの応援の機運を盛り上げた。
 赤羽団長は「コロナ禍で明るい話題がない中で須賀川で3人目、長沼初のオリンピアンの相澤選手を誇りに思います。相澤選手の活躍によって元気をもらい、皆さんの応援が相澤選手の背中を押して素晴らしい成績がついてきたらうれしい。地域一丸となって応援の気持ちを盛り上げていきましょう」とあいさつした。
 円谷幸吉・レガシーサルビアの会の安藤喜勝会長は「幸吉選手のお兄さんが当時のサルビアの種を代々育て続けた伝統があるサルビアです」と、東京五輪の円谷幸吉選手の活躍と当時の須賀川高生が聖火に似たサルビアを手に聖火リレーを応援した歴史を紹介した。
 今年3月に須賀川を走った聖火リレーで沿道を飾ったサルビアを並べ、地域の人と中学生が相澤選手を応援する気持ちを高めた。
 生徒たちは円谷幸吉選手と相澤選手の写真が並ぶサルビアのプランターに応援団が手作りした「はばたけ!長沼から世界へ!」のステッカーを丁寧に貼り付けた。
 同校2年の稲川侑華さん、大森悠來さん、小山涼介さんは「相澤選手はオリンピックに向けて頑張ってみんなを勇気づける長沼のヒーロー、今日は協力して作業できてよかった」と話し、3年の中村祐太さんは「自分は陸上中体連で悔しい思いをしたが相澤選手はオリンピックを勝ち取ってすごい」と語った。
 相澤選手は予定通りオリンピックが開催されれば、7月30日午後8時頃、男子1万㍍に出場する。
 相澤ロードはオリンピック終了後の8月31日まで飾花予定で終了後は生徒たちにプレゼントすることや種をとり引き続き育てることを検討している。
 また相澤選手を応援する企業の厚意で、18日に中学生にはTシャツが、高校生にはポロシャツが贈られる。
 会場では阿武隈時報社が主催する「相澤晃選手に応援メッセージを贈ろう」の声がけも行われメッセージを寄せる姿も見られた。

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