いちごをほお張り笑顔の高校生たち チームワークを高めるため意見交換した会議
鏡石町の第1回いちごリブランディングプロジェクト会議は8日、町図書館で開かれ、町と連携協定した八芳園(東京都港区)、郡山女子大附属高、町いちご専門部会関係者ら20人が出席し、町特産品のいちごを活かした企画・開発のため意見、考えなどを確認した。
同事業は県の地域づくり活動を後押しする「地域創生総合支援事業」に採択された。
消費者の信頼獲得を目指し、地域経済の活性化や交流・関係人口の増加につなげることが目標。
生徒が授業の知識を活かし、レシピ考案やパッケージデザインを担当し、八芳園が生徒のレシピを参考に企画、商品化、プロモーションする。
いちご農家が生産した「とちおとめ」と県オリジナル品種「ふくはる香」の2種で2つの商品を完成させる。
食物科生徒111人が笠石の「鏡石 農遊園」(飛澤良男園主)を訪れ、保存用に加工下処理をするため、いちご140㌔を収穫した。
レシピのイメージづくりのため、いちごを試食した。
会議はプロジェクト概要の説明、八芳園が商品化のためのチームづくりに向けて、生産者、生徒、関係者の取り組みや期待など様々な声を聞いた。
黒田達弘八芳園ペストリー部門製菓長(パティシエ)がリモート参加し、生徒らのアイデアを聞き「春巻きが面白い」などの感想を寄せた。
7月予定の会議でレシピを決め、加工業者も参加して9月頃まで研究を重ね、年内の商品開発、来年1~2月に完成、プロモーションを検討し、3月頃に発表イベントを計画している。