福島空港祭実行委員会(渡邉達雄委員長)は11日、延期していた今年の「春の福島空港まつり」について中止することを発表した。
例年ゴールデンウイーク期間中に行う人気イベントの一つで、今年は5月3日の開催を予定していたが、新型コロナの影響で延期していた。
中止は文書により決議された。
主な理由として、新型コロナの感染状況が前回実行委員会を開いた3月末より悪化していること、病床使用率が8割を超えることがあり、地域医療を圧迫しつつあること、子どもたちの感染や変異株の感染率が高くなっていること、延期可能な7月までに全県民のワクチン接種は完了せず、空港イベントで感染者を出す事態を避けねばならないことなどを挙げた。
実行委員会は来年度、ワクチン接種後のアフターコロナイベントを検討しながら、来場者に楽しんでもらえるイベントを開催する方針を示している。