花火大会実施へ意見交換した実行委員会
須賀川市釈迦堂川花火大会実行委員会(会長・橋本克也市長)は11日に市役所で開かれ、10月2日を軸に準備を進め、新型コロナ感染防止のため「打ち上げ場所は非公表」、「観客席無し」、「10分程度の大幅に規模縮小した打ち上げ」を検討し、具体的な開催方法は複数案を検討し、次回以降の委員会で判断する。
今回の花火大会は例年のイベントと趣旨が異なり、コロナ禍で頑張っている市民と医療従事者に、夜空を照らす花火の力で明るい未来を照らしエールを送る目的で、名称も「~全ての市民、全ての医療従事者の方々へ~『届けエール!元気が出る花火』」に変更した。
開催方法も観覧者の密集を避けることはもとより、感染状況や国・県のイベント実施ガイドラインなどを見極めながら、①複数箇所・1日開催(同日一斉打ち上げ)②1カ所・分散開催(場所を変えながら複数日に分散)③複数箇所・複数日開催―の3案で検討を進める。市内複数箇所は4・5カ所程度を想定している。
当日は観覧席だけでなく駐車場や仮設トイレも準備せず、打ち上げ場所は非公表、協賛金募集、露店出店、大会プログラム製作も行わない。
実行委員会で橋本市長は「花火は見る人に感動と勇気をを与え、コロナ禍の困難な状況でも活力につながるもの。この時期に花火を打ち上げることは大変意義深く、多くの市民の皆さんに喜んでいただけるよう、開催に向けて万全の準備を整えてまいりたい」と開催の意義を述べ理解と協力を求めた。