20日まで「銅版画展」 鏡石町鹿嶋神社

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    銅版画・ガラス絵作品と作者の安藤さん

 鏡石町鹿嶋神社参集殿の「安藤真司銅版画展」は20日まで、作者が身近な海と山を歩いて見つけた動植物を対比させながら感じ、表現した銅版画とガラス絵、ドローイングの計40点を展示している。
 安藤さんは岐阜県出身。東京芸大大学院美術研究科修士修了後、同大学版画研究室助手、同大非常勤講師を務め、2010年から文化庁新進芸術家海外研究員としてアメリカに滞在。 現在は日本美術家連盟と日本版画協会員、第3回都版画大賞展都賞、版画「期待の新人作家」大賞展大賞など受賞、東京国立近代美術館やイスラエルのティコティン日本美術館などに作品がパブリックコレクションされている。
 参集殿の個展は6回目。今回は創作から2年以内の近作を展示。アトリエを構える海と山に囲まれた葉山町で、日常の中で散策を楽しみ風の音や森の匂い、海の美しさの中に息づく生き物たちを繊細な線と影で表現した。
 ガラス絵は昆虫標本と見間違うほどの繊細な表現で、チョウやトンボが飛び交う自然の風景もイメージし仕上げている。
 開場は午前10時から午後5時。問い合わせは鹿嶋神社(℡62―1670)まで。