「相澤晃選手を応援しよう」応援団がシャツ制作し寄贈

スポーツ地域振興

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    応援団ティシャツを受ける金沢長沼中会長
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    応援団ポロシャツを受ける今井長沼高会長
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    赤羽団長からシャツを受ける橋本市長

 東京2020オリンピック男子1万㍍代表内定した日本記録保持者の長沼出身・相澤晃選手(23)=旭化成=を応援する長沼商工会が中心になって発足した「相澤晃応援団」(団長・赤羽隆商工会長)は18日、応援機運を高めようと作成した300枚のティシャツ・ポロシャツを長沼中と長沼高、橋本克也市長らにプレゼントした。
 地元企業などの支援を受けたもので、須賀川出身で東京五輪マラソン銅メダリスト・円谷幸吉選手を顕彰し、3月に須賀川入りした聖火リレーで「サルビアの道」を復活させたレガシーサルビアの会から受け継いだサルビアと同じ真っ赤な生地を採用した。
 左胸には「東京2020オリンピック 相澤晃応援団」、背中には「AIZAWA応援団」のロゴが入り、地域を挙げて長沼初のオリンピアンを応援しようとの思いを込めた。
 赤羽団長らが各校を訪ね、生徒会長の今井輝莉さん(長沼高)と金沢颯花さん(長沼中)にシャツを手渡した。
 須賀川市役所では橋本市長、安藤基寛副市長、五十嵐伸市議会議長、安藤聡副議長、安藤喜勝レガシーサルビアの会長らにポロシャツを寄贈した。
 赤羽団長は「このユニフォームを着て、ぜひ一緒に応援して下さい」と呼びかけ、橋本市長は「(東京五輪が)近づいてきましたね。この前の大会でも相澤選手は絶好調だったので、活躍を期待しています」と答えた。
 応援団は地元長沼の商工会、市民サービスセンター、長沼公民館、須賀川信金長沼支店の協力を得て、毎週月曜日を「相澤応援の日」とし、21日から職員らが応援ポロシャツで業務し、地域全体で機運を盛り上げていく。
 シャツの販売予定はないが、「長沼中卒業の先輩なので、子どもたちも希望を持って大きな目標として影響を与えてくれるものと期待しています」と赤羽団長は期待を寄せている。
 応援団では相澤選手が実際に国立競技場で男子1万㍍競技に出場する7月30日午後8時頃に、母校長沼中体育館などでパブリックビューイングを開くべく関係者と協議しているが、コロナ禍でもあり実現の目途は立っていない。
 オリンピック男子1万㍍で日本人選手が入賞したのは、1936ベルリン大会4位村杜講平選手、1964東京大会6位円谷幸吉選手、1984ロス大会7位金井豊選手、2000シドニー大会7位高岡寿成選手の4人のみ、関係者からは「応援を力に替えてこれまで目標に掲げてきたことを全てかなえている。きっと力を全て発揮して入賞してくれるよう期待しています」との声が聞かれた。
 応援団は母校でもある長沼中前にサルビアを飾る「相澤ロード」のほか、名刺大のカードに応援メッセージを集めて本人に届ける活動などを展開している。

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