天栄村でワクチン接種シミュレーション

医療

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    実際に接種して当日の流れを把握するスタッフたち

 天栄村は30日から始まる湯本地区以外の高齢者新型コロナワクチン集団接種に向け、19日に会場となるへるすぴあでシミュレーションを実施し、本番の接種体制を確認し、実際に介護事業所職員30人を対象とした接種を行った。
 村の集団接種は地区単位で行い、対象者に接種日時を指定して通知することで、予約時の混乱回避、負担軽減を図る。
 シミュレーションは被接種者が混雑や混乱なく接種できるよう、実際の流れを確認し、課題を把握することなど目的に、医師1人、看護師6人のほか保健師や役場職員ら23人、計30人が参加した。
 被接種者はへるすぴあロビーで待機し、ホールで医師から問診を受けた後、利き腕と逆の腕に接種を受ける(2回目も同じ腕)。その後、事務手続きを行い、15分から30分待機して副反応の経過を観察し、問題なければ帰宅できる。万が一、大きな副反応があった場合は公立岩瀬病院か須賀川病院に搬送する。
 シミュレーションは順調に行われ、各スタッフが当日の流れを把握した。
 30日からの高齢者集団接種は1400人が地区単位で受ける予定で、1日最大200人接種し、7月末までで完了する。仮に体調不良などで受けられない場合は別の日に振り替える。
 16歳以上64歳以下への一般集団接種は8月から始まる予定で、現在は意向調査を進めている。
 接種会場は湯本診療所または村体育館で、7月中旬頃に接種券と日時の通知書を送る。
 なお12歳以上15歳以下の小中学生に対する接種は方法や時期について村教委などと検討していく。
 問い合わせは住民福祉課(℡82―2115)まで。

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