7月は法務省が主唱する「社会を明るくする運動~犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ」強調月間にあたり、須賀川地区保護司会(大野修司会長)は1日、須賀川・岩瀬地方3市町村で総理大臣・県知事メッセージ伝達式を行う。
「社会を明るくする運動」は、犯罪をなくして社会を明るくするために、すべての日本国民が犯罪の防止と犯罪者の矯正および更生保護についての正しい理解を深め、進んでこれらの活動に協力するように全国民に呼びかける啓発活動。メッセージ伝達式は午前10時から天栄村役場、午前11時から鏡石町役場、午後2時からtetteで行われ、門脇甲太郎福島保護観察所長らを迎える。
新型コロナとの闘いが全国で続く中、望まない孤独や社会的孤立を深める国民が少なくない現状、これら直面する困難を克服するために、互いに支え合う人と人との絆や他の人の苦しみにも我がこととして救いの手を差し伸べるコミュニティの存在が大切になっており、運動はそれを再認識する貴重な機会として取り組む。
総理大臣が運動に寄せて「運動の社会的意義をご理解いただき、犯罪のない明るい地域社会づくりに取り組む決意のしるしである『幸福の黄色い羽根』のもと、様々な分野から若い世代を含め多くの方々が運動に参加いただきますようお願いします」とメッセージを寄せている。
各会場でのメッセージ伝達式とオープニングセレモニーのほか、保護司が分担して各小中学校などを訪問して強調月間のリーフレットなどを配布して理解を求める。
またコロナ禍でもあり、街頭啓発活動は今年も見送り、公民館や各施設へのポスター、リーフなどの設置、各行政区・町内会への回覧文書を配布する。