須賀川市浜田地区(前田川含む)、大東地区は、15日午後2時頃ヒョウが降り、農作物の葉が破れたり、果実が損傷したりなど被害を受けた。25日の記者会見で橋本克也市長は「凍霜害支援と同じく被災農家支援を考えていきたい」と説明した。
降ヒョウ被害は25日現在の速報値で、キュウリ(夏秋)9・97㌶、ナス(同)0・25㌶、サヤインゲン1㌶、日本ナシ20㌶、リンゴ20㌶、モモ10㌶、ブドウ1㌶の計62・22㌶で報告された。被害額などは関係機関が現在集約している。
市は今後、県やJAなど関係団体と連携して収量確保に向けた技術指導などを実施する。
平成22年から過去10年間で降ヒョウ被害は計10回発生し、平成24年から27年は4年連続でヒョウが降っている。市としても続発する降ヒョウ被害を受け、何らかの対策を検討する考えを示した。
過去発生した降ヒョウ被害は次の通り。
◇平成22年▽3回=6月6日、7月25、27日▽面積=156・05㌶▽被害額=3億3058万9000円▽地区=浜田、大東、西袋▽品目=キュウリ、ナス、サヤインゲン、ナシ、リンゴ、モモなど
◇平成24年▽1回=5月28日▽面積=2・4㌶▽被害額=204万5000円▽地区=浜田、大東▽品目=キュウリ、ナス、サヤインゲン、サヤエンドウ
◇平成25年▽1回=4月26日▽面積=28・6㌶▽被害額=744万5000円▽地区=浜田、西袋▽品目=ナシ
◇平成26年▽1回=8月7日▽面積=6・54㌶▽被害額=403万5000円▽地区=浜田、大東▽品目=キュウリ、ナス、モモ
◇平成27年▽3回=4月15日、6月15、16日▽面積=3・84㌶▽被害額=255万3000円▽地区=大東、長沼▽品目=キュウリ、ナス、サヤインゲン、サヤエンドウ
◇令和元年▽1回=5月15日▽面積=5・59㌶▽被害額=1681万2000円▽地区=和田、森宿、滑川▽品目=ナシ、リンゴ