大会中止を決定した実行委員会
須賀川市長沼地域の60年の歴史を持つ「ながぬま一周駅伝競走大会」実行委員会(吉田澄子委員長)は29日、約10人が出席し長沼公民館で開かれ、コロナ禍で2年連続の中止を決めた。
吉田委員長は「いろいろな面で難しい状況で、実施するには皆さんが喜んで参加できる大会にしたい。今回は中止となるが今後のことを含めて協議したい」とあいさつし、今年度大会の中止、事業計画変更、大会補正予算、今後のあり方について意見交換した。
中止の理由について、密にならないような競技環境の設定や大会コースでの観客の管理が日本スポーツ協会が示す「スポーツイベントの再開に向けた感染予防ガイドライン」に添う対応が難しく、競技役員の安全の確保も困難なためとした。
ながぬま一周駅伝は昭和32年から始まり、地元住民や小中学生がチームを作って国道118号線を中心にたすきリレーして同地域を西から東に横断する伝統のイベントで、実行委員会では公道を走るレースなのでランナーの安全確保策なども課題にあげられ、次回実行委員会での意見交換を求めた。
次回大会の実施は、来年4月以降の状況を見ながら可否を検討する。