JA夢みなみ 天栄村に凍霜害対策で要望

農業

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    添田村長に要望書を渡す池田常務

 JA夢みなみの池田浩春常務らは1日、天栄村役場を訪れ、果樹凍霜害に関する支援の要望書を添田勝幸村長に手渡した。
 4月に県内を襲った凍霜害により、果樹農家は大きな打撃を受けており、今後の営農維持などのため、JA夢みなみは各市町村に対して同様の要望活動を行っている。
 要望は○結実確保できず皆無に近い樹園地であっても、次期作継続のため病害防除を行うための薬剤代○生産意欲の衰退・荒廃園地化させないための肥料○葉面散布剤○生産量が激減することに伴い次期作管理のための支援策○凍霜害回避のための防霜ファン導入○温暖化に伴う降霜から守る資材の支援○凍霜害被害状況に合わせた支援―7項目。
 村内ではリンゴ4・44㌶、モモ0・92㌶の被害が確認されており、現時点での被害総額は652万7000円とされている。
 池田常務は「降霜に続き降ヒョウ被害も出ており、我々も大きな危機感を感じ、できる限りの対策に動いている。防霜対策の機械導入などに支援をお願いできれば」と述べた。
 添田村長は「本村でも昨年はカメムシによる被害も大きく、毎年のような災害に農家は厳しい状況に追いやられている。農家からも『来年につなげるための作業は変わらないので、その補助をお願いしたい』といった声をいただいており、営農意欲維持や世代交代可能な状況ができるよう支援していきたい」と応えた。

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