3館事業計画など協議 須賀川市図書館協議会

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    委嘱状を受ける図書館協議会委員

 須賀川市図書館協議会は1日、tetteで開かれ、今年度事業計画などで意見交換した。新任の中潟宏昭岩瀬地区小中学校長協議会(仁井田中校長)と松谷恵理子市PTA連合会副会長(須賀川三中PTA会長)に委嘱状を交付した。
 橋本克也市長があいさつし、互選で中潟新委員長を選任した。議事は昨年度事業、今年度事業計画、図書館資料選定収集方針と購入計画について協議した。
 昨年度は3図書館で一般図書1万4093冊、児童図書3917冊、雑誌201誌、新聞23紙、DVD170点、CD51点を購入し、図書館利用者カード新規作成は1426人だった。
 貸出し・利用状況は中央図書館が貸出し25万5335冊(一日あたり866冊)、利用者数6万7887人1人あたり平均貸出し3・8冊、長沼図書館は貸出し1万6620冊(66冊)、利用者3293人1人あたり5冊、岩瀬図書館が貸出し2万6080冊(107冊)、利用者5387人1人あたり4・8冊。コロナ禍による休館もあり前年度よりも3館とも貸出数・利用者数は減少したが、1人あたりの平均冊数は増加した。
 今年度も「市民・地域と共に歩む図書館」を掲げる市読書活動推進計画に基づき、3館ともに市民読書週間支援体制の強化、子ども読書週間応援体制の充実、市民だれでもが本に出会える環境づくりなど5項目に取り組む。
 中央図書館は市内文化施設や観光施設を題材にした館内周遊型「すかがわラリー」、「ぬいぐるみお泊り会」、体が不自由な市民を対象にした「本の宅配サービス」、春と秋の「本のリサイクル広場」、生演奏と読書を楽しむライブラリー×ミュージック」などを行う。
 長沼図書館はこどもまつりと秋の図書館まつりに合わせて「リサイクル広場」や「大人のための体験講座」、子どもを対象に感銘を受け人にも紹介したい本を手紙の形で館内ポストに投函し展示する「読書郵便」、親子対象の「手作り絵本講座」、恒例の「こわいおはなし会&きもだめし会」を計画している。
 岩瀬図書館は通年の「図書のリサイクル」や「図書の展示」、0~5歳児までの親子を対象にした「お母さんと赤ちゃんのためのお話のへや」、民話を中心にした「ゆうぐれどきのおはなしのつどい」などを実施する。