仁井田小5年が環境学習「すかがわの川」体験

教育

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    滑川の水生生物を観察する子どもたち

 須賀川市は世界が取り組む持続可能な開発目標(SDGs)の取り組みの一環として、今月から来年2月にかけて、市内11小学校でESD環境教育推進事業「すかがわの川」を行う。
 初日の2日は長沼で水質保全活動に取り組む遊水会(八木沼義信会長)の協力で仁井田小5年生51人が水生生物観察など体験した。
 「すかがわの川」は、市内小学生を対象に、身近な川の状況を知り、自分の日常での行動が川の環境や水生生物にどのような影響を与えているかを考える環境学習。川の環境学習と食品ロスをテーマにした講座は今年度初の試みとなる。
 仁井田小児童は学校近くの滑川の一夜舘橋付近の川に入る予定だったが、前夜からの雨の影響で体育館での活動に切り替えた。
 遊水会メンバーが事前に滑川から採取した在来・外来植物について説明し、自然の川環境を守るために必要な活動も報告した。
 児童たちは試薬を使ったパックテストで水の汚れをCOD(科学的酸素要求量)調査、採取した水生生物を資料と見比べ観察した。調査の結果、一夜舘橋付近の水質は「きれい」な水だと分かった。
 今後のスケジュールは次の通り。
 ◇7月▽長沼東小4年=7日「なくそう!食品ロス」
 ◇9月▽小塩江小3・4年生=1日「3Rについて学ぼう」▽須賀川二小4年=7日「地球温暖化と省エネ」▽白江小5年=9日「同」、16日「再エネ施設見学」▽西袋一小=22日「3Rについて学ぼう」▽須賀川一小4年=29日「同」▽稲田学園4年=30日「同」
 ◇10月▽阿武隈小5年=12日「すかがわの川」▽須賀川一小4年=20日「釜屋リサイクルセンター見学」▽柏城小4年=27日「3Rについて学ぼう」
 ◇11月▽長沼小5・6年=17日「なくそう!食品ロス」
 ◇来年2月▽長沼東小6年=15日「再エネ施設見学」