福島空港の可能性を講演した研究会
福島シェアモビリティ研究会(福井邦顕会長)主催の特別セミナー「福島空港とビジネスジェットの可能性」は5日、市内外から約50人とオンライン約10人が参加して須賀川市役所で開かれた。
同研究会は国・県が震災からの復興・再生のモデルとなるべく取り組む「福島イノベーション・コースト構想」との連携のもと、ドローンや空飛ぶクルマなど「空の移動体を活用したモビリティ」の社会実装を県内で具現化しようと立ち上げられた団体。
セミナーテーマの一つに選ばれた福島空港は首都圏から200㌔の好位置にあり、コロナ禍にありながら「3密」を避けられるプライベートジェットでの往来は今後の活性化につながる可能性として大いに注目を集めている。
研究会は福井会長、橋本克也市長、伊藤泰夫福島イノベーション・コースト構想推進機構専務理事らがあいさつし、福島空港利活用促進の可能性について期待を寄せた。
講演は稲岡研士ANA綜合研究所顧問が「ビジネスジェットの現状と世界の動向そして福島空港」、須関秀之丸紅エアロスペース航空機ビジネスユニットマネージャーが「プライベートジェットと福島空港の可能性」、宇田丞イームズロボティックスソリューション営業部長が「ドローンと地方での物流の取り組み」をテーマに講話した。
稲岡顧問はビジネスジェットの世界、ラグジュアリートラベラー市場、福島空港の可能性などについて持論を展開し、参加者らは熱心に聴講しメモを取るなどしていた。