福大生らきゅうりん館など視察

教育農業

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    出荷前のキュウリや施設の説明を聞く学生たち

 ブランドすかがわ推進協議会(会長・佐久間貴士市経済環境部長)は8日、福島大学との連携事業として、きゅうりん館とはたけんぼを施設見学した。
 同協議会と福島大学は、市産農産物の地産地消活動に関する調査・分析を3カ年にわたり実施し、今年度は市内飲食店などに農産物の地産地消に関するアンケート調査を行い、今後市が取り組むべき基礎資料を作成する。
 活動の前段として市の主力農産物であるキュウリの共同選果場「きゅうりん館」を視察するとともに、全国有数の売上高を誇る農産物直売所「はたけんぼ」で農業の現状を視察・体験することが今回のねらい。
 福島大学から教員3人と3年生4人が参加し、須賀川産キュウリをふんだんに使った新たなソウルフード「かっぱ麺」を市役所近くの大黒亭で昼食に食べた。
 きゅうりん館では遠藤稔センター長が同施設の現状や平成7年3月にオープンし、今年4月に選果機を入れ替えてリニューアルしたことなどを説明した。現在は露地キュウリなど須賀川・岩瀬・石川地方から約450軒の生産者が出荷し、今月が最盛期で年間7500㌧を県内や関東方面などに出荷する。
 学生たちは出荷用のダンボール組み立て、新型選果機、保冷庫など施設概要の説明を受け、今後の活動につなげるため熱心にメモを取るなどしていた。