須賀川知る古会「円谷選手の功績をしのぶ」資料展示

スポーツ文化

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    円谷選手の貴重な関連資料が並ぶ会場

 須賀川知る古会(影山章子会長)の東京2020オリンピック特別企画第11回街かど発表会「円谷幸吉選手の功績をしのぶ」は12日まで、風流のはじめ館で開かれ、本市が誇る偉人関連資料の数々に市民が訪れた。
 円谷選手は1964東京五輪男子マラソンで銅メダルに輝き、7日に市名誉市民に選ばれた。
 会場には円谷選手が自衛隊郡山駐屯地所属時の練習パートナーの齊藤章司さん提供の写真と思い出をつづった回想「円谷幸吉君を偲ぶ」、神戸市在住の画家瀬戸和夫さん作「昭和の時代」(100号)、故吉田齊さん提供記録映画「民族の祭典」上映と関連資料が展示された。
 齊藤さんの回想は円谷選手との思い出や選手への熱い思いが記され、会場ではアナウンサーの米倉美穂さんの収録音源が流された。
 絵画「昭和の時代」は、影山会長と瀬戸さんが武蔵野美術大卒の縁があり、2016年に描かれた同作品が知る古会に寄贈された。
 記録映画「民族の祭典」はレニ・リーフェンシュタール監督が1936年ベルリン大会を撮影した作品で、村社講平選手が1万㍍走で4位入賞した。同選手は東京五輪で円谷選手らの指導にあたっていた。
 来場者らはなかなか見ることが出来ない貴重な関連資料の数々にじっくりと足を止めて、知る古会会員らの説明に耳を傾けていた。

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