夏の交通事故防止県民総ぐるみ運動は16日から25日まで10日間、「ゆずりあい『お先にどうぞ』で事故ゼロへ」をスローガンに、県下一斉に実施される。須賀川署はじめ須賀川・岩瀬地方交通関係団体による出動式は今年もコロナ禍のため見送られたが、初日から朝の街頭指導を展開するほか、メガステージ須賀川で街頭啓発キャンペーンなどを展開し、交通事故防止を目指す。
夏の県民総ぐるみ運動は、子どもと高齢者の交通事故防止、道路横断中の交通事故防止、飲酒運転・無免許運転及び速度超過など悪質・危険な運転の根絶、全座席のシートベルト・チャイルドシートの正しい着用徹底の重点5項目を啓発することで地域の安全運転を推進する。
期間中の主な活動として、16日午前10時半からメガステージ須賀川付近の国道118号で須賀川署、各交通対策協議会、須賀川地区交通安全協会がハンドプレートによる広報啓発活動を実施し、その後に啓発キャンペーンとしてチラシなどを配布する。
同署は朝の街頭指導を16日と19日から夏休みが始まる前の20日まで展開し、子どもたちの安全な登校を見守る。
また事故が多発しがちな朝夕の街頭活動の強化として、運動期間中は交通課、地域課が中心となり幹線道路や交通事故多発交差点などで事故防止に向け目を光らせる。
鏡石町交通対策協議会は16日と21日の午前7時半からやすこくや前交差点でシートベルト調査を行う。
天栄村交通対策協議会は19日、国道294号線上で交通安全キャンペーンを展開する。
このほか反射材用品等着用推進モデル校として須賀川二中を指定し、19日に指定書と反射材用品を交付する。
県によると5月末現在の自動車乗車中の死者数は8人で、そのうちシートベルト非着用者は4人と半数に上り、後部座席を含む全席シートベルトの着用や子どもの体にあったチャイルドシートの使用などを呼びかける。
また自転車の関わる交通事故を防ぐため「県自転車安全利用五則」の徹底を求める。五則は①自転車は車道が原則、歩道は例外②車道は左側を通行③歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行④安全ルール・マナーを守る⑤被害軽減のためヘルメット着用に努める―5項目。
さらに万が一に備え、自転車損害賠償責任保険への加入を呼びかける。