天栄村で20%のプレミアム付き商品券 8月9日に発売

商業地域振興行政

 天栄村臨時議会は14日開かれ、一般会計補正予算で8月9日に発売する20%のプレミアム付き商品券や村内宿泊施設を3000円割引で利用できる「泊まってエールキャンペーン」用予算などを計上し、可決した。
 提出議案は工事請負契約の締結、一般会計補正予算、工業用地取得造成事業特別会計補正予算の3件。
 一般会計補正予算は歳出歳入に1496万3000円を追加し、総額はそれぞれ46億1343万2000円となった。
 プレミアム付き商品券は、3月時点でプレミアム率を10%とし、当初予算で220万円を確保していたが、コロナ禍で大きな影響を受け、閉塞感が続く現状を好転させるため、補正予算で230万円上乗せし、プレミアム率を20%まで引き上げた。
 8月9日に1000セット、10月に1000セット販売する予定で、500円券24枚綴り(1万2000円分)を1万円で購入できる。
 村商工会と湯本支所で午前9時から販売する。購入は1世帯5セットまで。
 より広く使用してもらうため、利用店を約80店舗まで増やし、さらに昨年同様のスタンプラリーも実施する。
 スタンプは1000円ごとに1つ得られ、3店舗分集めると抽選で村特産品などをプレゼントする。抽選は1月14日に行う予定。
 泊まってエールキャンペーンは415万5000円の予算を計上した。
 1000人泊限定で、村内の宿泊施設利用を3000円割引するほか、村観光協会加盟店で使える地域クーポン1000円分をプレゼントする。
 年度内に実施する予定だが、首都圏などを含めた新型コロナの状況や国のGOTOキャンペーン、県の県民割りなどの状況をみながら、より効果的な時期を観光協会と検討する。
 凍霜害緊急対策事業補助金は、4月の降霜で被害を受けた村内のリンゴやモモ農家を支援するため、114万4000円を計上した。
 県の補助は、ほ場の30%以上被害があった農家を対象としているが、村内には補助対象から外れてしまう農家がほとんどであるため、10%以上の被害に対象を拡張した村独自の支援により、来年以降の営農継続を支える。
 樹勢回復用肥料・病害虫防除用薬剤・防霜資材などの購入に対し、3分の2を補助する。
 そのほか、工業用地取得造成事業特別会計補正予算は、大山工業団地の駐車場造成に向け、測量業務委託料472万9000円を計上した。

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