須賀川の総鎮守神炊館神社の秋季例大祭はコロナ禍のため今年も一切の祭事を行わず、神職や総代らによる神事のみとなる。9月11日に例大祭を催し、12日は午前9時から午後5時まで境内に同神社の本神輿を展示する。
秋季例大祭に向けた祭事委員会が18日、関係者ら約30人が出席して諏訪神社会館で開かれた。
祭事委員会の協議により、ワクチン接種は進んでいるが、4・5月に比べて全国的な感染状況は悪く、この先も状況が不透明であることなどが理由にあげられ、感染拡大防止に万全を期すためにも参加人数を最低限に抑え、神事のみ行うことにした。
一昨年までは10月第2土曜日をメーンにお天気祭りや傘揃い、大人神輿・子ども神輿パレード、神輿巡行など老若男女が集うにぎやかな祭りを催してきた。昨年はコロナ禍により明治期の須賀川大火以来127年ぶりに神輿巡行を中止した秋季例大祭となった。