翠ケ丘公園の温浴施設等整備事業 YouTubeでPV配信

地域振興観光

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    カフェ建設予定の「いこいの広場」北側高台

 日本の都市公園100選に選ばれ長年市民に親しまれてきた須賀川市の翠ケ丘公園の温浴施設等整備事業を請け負う「あおい」(菊地大介社長)は、動画配信サイトYouTubeに「Fun the Green」の登録チャンネルを立ち上げて事業概要や季節の園内の魅力を配信している。
 事業概要を紹介する動画は今月7日配信の「翠ケ丘公園パークPFI事業PV第1弾」で、全編9分25秒の中に公園の魅力などをぎゅっと詰め込んだ。
 実際に公園の中を散歩しているかのように動画が展開し、鳥のさえずりや風の吹き抜ける音なども収録され、せせらぎ広場やわんぱく広場、中央公園、園内のアカマツやメタセコイアなど豊かな自然も紹介している。
 公園整備事業は、市が公募設置管理制度(Park―PFI)を活用し、民間事業者のノウハウを生かした公園の一体的な整備を検討し、昨年9月にあおいと基本協定書を締結した。同制度を活用した公園整備は県内初の取り組み。
 あおいが取り組む事業テーマは「Fun(楽しさ)でつながりFan(愛好者)になる」。芦田塚地内の憩の広場やわんぱく広場、旧老人憩の家(ファミリー・キッズエリア)を対象に、①温浴施設整備②飲食等便益施設(カフェなど)整備③多目的トイレ設置④園路・広場等整備の4項目を大きな整備方針としている。
 昭和44年に建設した老人憩の家は施設老朽化などが課題で、新施設建設に向けてすでに解体工事をほぼ完了した。
 大人から子どもまで気軽に利用できるカフェは憩の広場北側のベンチなどが設置された高台に整備する予定で、配信動画では設計段階のイメージ図を掲載している。
 翠ケ丘公園は四季を通して様々な自然を楽しめることから、入浴施設やカフェは「みどりに溶け込み協調する色と形」「ユニバーサルデザイン」を基本に、まちのオアシスとなる新たな魅力発信のため、現在は実施設計中で、来年度中の施設利用を見込む。
 また「翠ケ丘公園お散歩シリーズ」も同時配信し、最新の第13弾「鳥居をくぐると」は20日から公開、第12弾「森のキノコたち」は園内で育つキノコをまとめた。大小愛らしい姿や上から見るとハート型に見えるものなどを紹介している。
 これまでのシリーズでも園内妙見山の須賀神社、スズメの親子、セキレイ、アジサイ、ホタル、チョウなど翠ケ丘公園の日常と新たな魅力を配信している。

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