真夏の空に傘の花咲く アンブレラートに約60人

イベント地域振興

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    親子で透明傘にイラストを描く

 須賀川駅前有志の会(深谷勝俊代表)の3R(リデュース、リユース、リサイクル)イベント「UMBRELLART アンブレラート」は22日、親子連れら約60人が参加して栄町公園で行われ、真夏の空の下に色とりどりの傘の花が咲き競った。
 同会は市が令和7年供用開始を目指す駅西地区再開発事業に合わせて、同地区の交流人口増などを目指し活動する地元住民の団体で、駅前通りにチョークで絵を描く「アート&ロード」や冬場の駅舎イルミネーションなどを展開してきた。
 今回は須賀川桐陽高2年の萩原未南さんと山田陽菜さんらのアイデアを取り入れ、「忘れられた傘に色を付けよう!透明なビニール傘に描いてみよう!」をテーマに、須賀川駅に置き忘れて廃棄寸前の透明な傘を回収し、参加者が思い思いのイラストを描いて再利用する取り組みを企画した。
 コロナ禍で密状態を避けるため屋内での催しが制限されている中で、子どもたちに屋外で目いっぱい楽しい思い出を作って欲しいと、親子で参加できる作品作りの時間を提供し、子どもたちは透明な傘に人気アニメキャラクターや想像した海の生き物、浮世絵を思わせるような富士山などを描き、互いに見せ合い、歓声をあげていた。
 地元の市消防団第2分団第2班も協力し、小型ポンプ車から放水し、出来上がった傘で水を避けながら遊び回る子どもたちの姿も見られた。
 完成した傘は公園の遊具に集められて飾り付けられた。後日、須賀川駅の協力を得て駅舎にも飾る予定。
 企画立案した萩原さんと山田さんは「こんな楽しい取り組みができて本当にうれしいです。遊びながら3Rについて学べる一石二鳥の取り組みに協力出来てよかった。これからも駅前をにぎやかにする活動に協力していきます」と笑顔を見せた。

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