校名に関する経緯などを説明する小栗山会長
須賀川高同窓会(小栗山茂会長)の総会は24日、ホテルサンルートで開かれ、須賀川・長沼両校が来年4月に須賀川創英館高として統合後も、同窓会は存続する方向性を固めた。長沼高同窓会との合流は役員に一任することで合意し、8月以降の役員会で検討した後、長沼高同窓会とも意見を交わしていく予定。
約30人が出席し、昨年度事業報告や今年度事業計画、役員改選、レガシーサルビアの会の活動や同窓会の今後について協議した。
小栗山会長は「統合後の名前は、須賀川地方を代表する高校という意味でも『須賀川高』としたかったが、希望が叶わなかった。会長としての力不足を反省し、3万人の同窓生にお詫び申し上げる」と頭を下げた。森下陽一郎校長は「統合に関しては伝統校ゆえの重責を感じている。しかし校名が代わっても人材育成に尽力することに変わりはないので、今後もご協力をお願いします」と述べた。
また同窓会三役会は統合後の沿革について、創立年は須賀川町立商業補修学校が設立された明治40年(1907年)を引き継ぎ、例えば令和9年は創立120周年、統合5周年と数えることを提案すると説明した。
今年度の主な事業は、11月中旬に緑化事業、12月までに各支部総会、2月中旬に東京支部総会の出席、同月28日に表彰式・同窓会入会式などがある。新型コロナなどの影響で変更もある。
長年の功績をたたえる感謝状と記念品は加藤敏彦前須賀川支部長、有我健司福島支部長、鈴木和美同窓会監査役に贈った。
役員改選は改選年の昨年度が新型コロナの影響で書面決議となったため、改めて協議し、小栗山会長ら現職を再任した。監査役のみ、鈴木さんが辞任したため星達也さんを選任した。