長沼商工会や地元住民有志らで結成する相澤晃応援団(団長・赤羽隆商工会長)は、相澤選手が出場する東京2020オリンピック男子1万㍍走に合わせて、30日午後8時過ぎから商工会館2階をキー局にWeb会議システムZoomを使ってオンライン観戦しながら応援する。
応援団は地元をあげて応援の機運を高めるため、これまで母校の長沼中前に情熱の花サルビアを飾る「相澤ロード」の整備、真っ赤な応援団ポロシャツとTシャツを製作、応援メッセージを集めたアルバムを作成するなどしてきた。
長沼地域体育館などに地元住民が集まって大型スクリーンで観戦するパブリックビューイングを行うところだったがコロナ禍で叶わず、今回はZoomを活用して、応援団メンバーをオンラインでつなぎ、画面を通して応援するスタイルに変更する。
30日は競技開始前からオンライン上で盛り上げ、午後8時半のスタートから相澤選手が目標に掲げる「26分台と入賞」が果たせるように画面越しに背中を押す。
1万㍍競技は30日午後8時半にスタートする。地上波放送は未定だが、公式動画サイトで生中継する。
相澤晃選手(24)=旭化成=は長沼小・中を卒業後、学法石川高、東洋大に進み、大学在学時に学生三大駅伝で区間賞を樹立するなど目覚ましい活躍をみせた。昨年12月の日本選手権1万㍍で27分18秒75の日本新記録を出して優勝し五輪内定を勝ち取り、須賀川市としては円谷幸吉選手以来57年ぶり、旧長沼町としては初のオリンピック出場となる。
少年時代に長沼ランナーズや円谷ランナーズに所属して健脚を磨いたこともあり、特に地元では「おらほの相澤」と親しまれ、多くの市民が活躍に期待を寄せている。