企画展に並ぶ昔の消防道具
須賀川市立博物館と須賀川消防署の夏休み防災体験スタンプラリーは8月1日午後1時から同館で開かれ、水消火器体験や119番通報訓練で子どもたちに防災の重要性を教える。
9月5日まで実施している企画展「乗り越える 災害と須賀川」に合わせたイベントで、未就学児や小学生が楽しめる体験を提供し、防災意識の向上を図る。
体験コーナーは、水消火器で時間内に的となるペットボトルを倒す消火訓練、正しい119番通報の仕方を学ぶ訓練、子ども用防火衣の着装体験のほか、消防車両と住宅用火災警報器の展示コーナーも設ける。
全コーナーを巡りスタンプを集めると景品がもらえる。
当日は博物館の開館記念日にあたるため、入館料無料で企画展なども観覧できる。
来館者プレゼントなども用意しているため、気軽な参加を呼びかけている。
企画展には江戸時代以降の消防道具として羽織や手押しポンプ、ガラス製の消火ボール、消防ラッパ、拍子木や鐘なども並んでいる。
そのほか古代から当地を襲った災害・疫病に関して、「痕跡」「記録」「行動」「祈り」の4つをテーマに様々な資料を展示している。
会期中はこのほか、野本禎司東北大助教を招いた講演「廣田家文書から 水害と水争い(仮)」は8月7日午前10時半から、博物館学芸員によるギャラリートークは21日午前11時から開く。両企画は参加無料だが、早めの申し込みを呼びかけている。
開館時間は午前9時から午後5時まで。観覧料は大人200円、大学・高校生100円、中学生以下と65歳以上、障がい者手帳所持者は無料。
問い合わせは同館(℡75―3239)まで。