「届けエール!元気が出る花火」 10月2日開催正式決定

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    花火大会概要を正式決定した実行委員会

 全ての市民と医療従事者にエールを贈る須賀川市の花火大会「届けエール!元気が出る花火」は10月2日開催が正式決定し、当日は午後6時半から午後7時半まで市内5カ所から10分程度花火を打ち上げる。場所については非公表で観覧席や露店なども設けない。
 今年は東日本大震災から10年の節目の年であり、コロナ禍で生活が制限され、環境が大きく変化する中で、夜空を照らす花火の力で明るい未来を照らし、頑張っている「全ての市民、全ての医療従事者」にエールを贈るイベントとする。
 2年前までは「須賀川市釈迦堂川花火大会」の名称で、8月に市民スポーツ広場で音楽創作花火や尺玉、ナイアガラ、有名花火師の尺玉競演など約1万発を打ち上げ、県南地方最大の花火大会として約30万人が観覧してきた。
 今年は感染拡大防止の観点から観覧者の密集を避けることはもちろん、全国や県内各地からの人流を抑制し、国・県のイベント開催ガイドラインなどを見極めながら、現時点の最善の開催方法を模索してきた。
 過去2回の実行委員会で様々な案を意見交換してきたが、28日の実行委員会で開催日や実施方法などを正式決定した。
 今年は特別な花火大会として名称を変更し、10月2日午後6時半から午後7時半の間に、市内5カ所で10分程度の打ち上げに留める。打ち上げ場所は公開せず、観覧席(招待席)、駐車場、仮設トイレは設けない。
 交通規制や露店の出店もせず、JR臨時列車便も運行しない。協賛金などを募集せず、大会プログラムも作成しない。
 コロナ禍で頑張っている全ての市民・全ての医療従事者にエールを贈る目的で開催するが、感染拡大防止の観点から、できる限り自宅から普段一緒にいる人(家族など)と観覧するよう呼びかける。
 密集防止のため具体的な開催時刻や場所などは非公表とするが、イベント内容などは市ホームページで随時公表していく。
 また打ち上げ場所から風などの影響で、近隣宅地などに花火の殻などが落ちることもあるため、理解と回収に協力を呼びかけている。