ワクチン対応など説明する橋本市長
須賀川市の定例記者会見は30日、市役所市政経営会議室で開かれ、橋本克也市長が新型コロナワクチンについて、55歳以上64歳以下の約1万人に30日付で接種券を送付すること、9月から集団接種会場をグランシア須賀川に変更し、週最大3900人接種できるよう体制拡充することなどを発表した。そのほか28日の大雨、6月の降ヒョウ被害やパラリンピック聖火フェスティバルを説明した。
市内の新型コロナワクチン事業は65歳以上の高齢者2万1909人のうち、25日現在で1万7661人が希望しており、全員が1回目接種を終了した。2回目まで終わっているのは1万4191人で、希望者のうち接種率は80・3%となっている。
優先接種を受けられる基礎疾患を有する人のうち3653人が申請受理され、1948人に1回目接種が完了した。
今後の接種は国からのワクチン供給量に合わせて、できるだけ早期の完了を目指して調整していく。
接種券が届いた対象者が集団接種を希望する場合、QRコードを読み込んで専用ページで申し込むか、コールセンター(℡0120―567―455)で電話予約する。
到着直後は混雑が予想されるが、接種を受けられなくなることはないため、慌てず対応するよう協力を呼びかける。
個別接種希望者は対象医療機関に直接申し込む。
54歳以下16歳以上約3万人に対する接種券の送付は、予約状況とワクチン供給量をみながら年齢区分の高い方から順次発送する。
グランシア須賀川での集団接種は2階、3階を使い、毎週水曜日から日曜日、1日あたり最大780人、週最大3900人に実施する。
これまで須賀川アリーナでは1日最大540人、週最大3240人だったが、接種を急ぐため対応レーンを拡充した。
なおグランシア須賀川は接種会場での利用のため、11月まで一般利用できない見込み。
12歳以上15歳以下の小中学生約2800人には学校生活に影響がないよう、9月以降、土曜日と日曜日の優先接種枠を設置する予定。市内医療機関での混乱を避けるため、細かい年代区分で発送する。