熱中症 2日間(7/31,8/1)で計10人救急搬送


 須賀川地方広域消防組合によると、31日は最高気温が午後2時41分に31・9度、8月1日は午後2時9分に33・7度まで上がり、2日間で計10人が熱中症により救急搬送された。
 年齢別にみると70代以上が6人を占め、うち4人が午前中に屋外で草むしりや農作業をして、その後に具合が悪くなった。また屋外で部活動中の10代が熱中症で運ばれるケースも2件発生しており、十分な対策が求められる。
 発生市町村でみると須賀川市内は6件、石川町が3件、浅川町が1件。症状は軽症が6件、中等症2件、重症1件、不明1件。
 このうち重症は石川町で40代女性が1日午前中、新型コロナのワクチン接種のため駐車場で車に乗って待機していたところ意識状態が悪くなり、午後0時32分に通報し、郡山市の病院に運ばれた。
 中等症は浅川町の80代男性が発熱で食事がとれず、1日午前6時54分に救急要請して平田村の病院に搬送された。
 須賀川市内80代女性は同日午前中に草むしりを行ったところ、午後からめまいを感じるようになり、午後6時21分に市内の病院に運ばれ中等症だった。
 部活動中の熱中症は石川町で31日と1日、ソフトボールをしていた10代女性がそれぞれ練習中に発症した。1人は軽症でもう1人は不明。
 厚生労働省は感染症対策のためマスクを着用することで熱中症のリスクが高まっていることを踏まえ、屋外で人と2㍍以上離れている場合はマスクを外して作業すること、のどが渇いていなくても1日あたり1・2㍑を目安にこまめに水分補給し、汗を大量にかいた場合は塩分も摂取することなど呼びかけている。
 また屋内ではエアコンなどの空調設備を活用することも有効となる。

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