団員の寄せ書きを受け取る松川主将と星副主将
甲子園出場を決めた日大東北高の松川侑矢主将(3年、須賀川二中出身)、星拳翔副主将(3年、西袋中出身)は1日、2人が野球の基礎を培った須賀川リトルリーグの拠点である旭ケ岡公園運動場を訪問し、恩師や団員たちからエールを受けた。
松川主将は小学3年から、星副主将は小学1年から同チームに所属し、練習を積み重ねた。
本田勝善会長が激励金を渡した後、西片啓介監督が「2人が在籍していた頃は、原発事故の影響がまだまだ残っている頃で、チームも思うような活躍ができなかった。しかし、2人はその後それぞれ大変な努力を積み重ねて甲子園出場を勝ち取った。甲子園で持てる力を出し切って活躍をしてほしい」と背中を押した。
同チームの小黒尚輝主将は「須賀川リトル出身の2人が甲子園に出場することはとてもうれしく思います。甲子園でも大いに活躍してください」とエールを送り、影山洸明、菊池玄武両副主将が団員の寄せ書きを手渡した。
松川主将らは団員に「卒団してから大きな試練が待っており、多大な努力が必要となる。みんなも精いっぱい頑張ってほしいと思いますが、同時にリトルリーグの時代を精いっぱい楽しんでください」と励ました。
2人が拠点に到着したときは激しく夕立が降っていたが、見送る際は青空が顔を出しており、苦しい練習や大会を乗り越えて挑む甲子園での輝かしい活躍を暗示しているかのようだった。