千羽鶴をおくる会を開いた双葉こどもの園
双葉こどもの園(円谷喜代子園長)は2日、千羽鶴を長崎県原爆資料館と広島平和文化センターに贈る作業を行った。
広島には今年で20年目、長崎には16年目を迎える。
園児や卒園児、学童らが、毎日少しずつ折り紙で鶴を折り、1年間ためたもので、長崎と広島に各1000羽、メッセージの「戦争がなくなって笑顔があふれる世界へ」「千羽鶴思いをのせてとんで行け」のメッセージ、「WE LOVE PEACE」の文字とハートの形の千羽鶴の作品を一緒に贈る。
千羽鶴をおくる会では、円谷園長が「戦争を経験した私にとって、知らない子どもたちに、生きること食べることを知ってもらおうと始まり、受け継がれています。平和について話していきたいと思います」、山口いつみ父母会長は「大人になっても平和の気持ちが続くようにお願いしたいと思います」とあいさつした。
園児たちが「大人になる」を群読、代表者らが平和の鐘を鳴らし、田村惇樹君(5年)が平和への思いを発表し、最後に園児らが手話で「世界中の子どもたちが」を歌い、千羽鶴を通して平和の願いが受け継がれた。